メニュー

「暴れる・大声を出す」でお悩みの方

レム睡眠行動障害 れむすいみんこうどうしょうがい

レム睡眠行動障害(RBD:REM Sleep Behavior Disorder)はレム睡眠中にケガや睡眠の中断を引き起こしかねない異常な行動が特徴で、夢内容を行動化してしまう病気です。睡眠中に異常行動が起こり場合によってはご本人が怪我をしてしまう、一緒に寝ている方に怪我をさせてしまう危険性はありますが、日中に疲労や眠気はほとんどなく興奮性行為、攻撃的行為、または暴力的行為も認められることはありません。また男性、50歳以上、基礎疾患にパーキンソン病、レビー小体型認知症、脳卒中があると発症されやすいとされ、発症は緩徐もしくは急性で経過は進行性であり、自然寛解は極めて稀であるといわれています。さらに、特発性RBDと診断された50歳以上の男性の2/3が平均13年後にパーキンソン病を発病するといわれています。

―症状―

激しい寝言、殴る、蹴るなどの(暴力的行動)とほほえみ、大笑い、歌を歌うなどの(非暴力的行動)が見られます。また、覚醒すると消失するため、覚醒のタイミングによっては異常行動の内容を覚えている場合と、全く記憶にない場合があります。

【主な異常行動は】

①大声・大笑い・罵声

②身振り・手を伸ばす・つかむ・腕を振り回す

③ひっぱたく・殴る・蹴る

④起き上がる・ベッドから飛び上がる・這う・走る

―原因―

通常はレム睡眠が始まると同時に、脳のある部分から全身の筋肉にブレーキを駆ける働きがあります。しかし、RBDの方はこのブレーキを駆ける働きが、なにかしらかの原因によって低下しためと言われています。

―検査・診断―

RBDは夢関連の行動を引き起こす病気であるため、本人のみでなくベッドパートナーからの病歴聴取が重要です。
そして、終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)を行いレム睡眠中のオトガイ筋筋電図や四肢筋電図において筋肉が弛緩せず筋電図の上昇が認められること、ビデオ記録により異常行動のチェックを行います。当院では、PSG中のケガ防止対策を行っております。

―治療―

レム睡眠行動障害に対する根本的な治療法はありません。

非薬物療法

まず、ケガの防止策として、ベッドサイドに物を置かないなど環境を整えることが大切です。その他には、カフェイン・過度の飲酒を控えることやストレス解消など日常生活を見直します。

薬物療法

ベンゾジアゼピン系薬剤(鎮静薬の一種)のひとつであるクロナゼパムで症状を抑えます。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME